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2021/06/20 幕張に思いを馳せる。

フランスのワークマンだとかスポーツ用品のIKEAだとかで、話題のデカトロン。あれが幕張にも上陸してたのを思い出した。

自分の青春の地、幕張。

デカトロンが上陸したときに、新しいもの好きなので一度は行ってみたいと思いつつも、神戸あたりにあったので泣く泣く挫折したのを覚えてる。

じゃあ神戸にいけよって話だが、フライングタイガーコペンハーゲン上陸時にトラウマがあるので避けていた。(東京出店時に千葉からわざわざ表参道まで行ったのに、人気すぎて休業。)

そんなデカトロンが幕張と聞いていたので、きっとイオンモール幕張新都心にできたんだろうとおもってた。

先日テレビでデカトロンが取り上げられているのを見て、ついにデカトロンに行きたい気持ちが高まったので、場所を調べたら全然違う場所だった。

イオン幕張だった。

ここで地元の人しかわからない問題、「イオン幕張」と「イオンモール幕張新都心」は一体何が違うのか。

場所が違う。

デカトロンの公式サイトの案内を見て、難易度の高さを感じた。

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デカトロン幕張店は「イオン幕張店」内にございます。「イオンモール幕張新都心」ではございませんのでご注意ください。
デカトロンWebサイトより

生まれてから千葉市民として22年生活した、自分には簡単なことだった。

「あぁ。カルフールの方かぁ〜」

そう。イオン幕張とは、元々フランスの「カルフール」が入居していたお店の跡地なのだ。(正確には建物は一緒)

カルフールといえば、フジテレビのドラマ、アットホームダットで阿部寛と宮迫博之が南町田のカルフールで買い物しながら主夫トークを繰り広げるシーンが思い返される。家にいる旦那の形見の狭い世界を描いたドラマだったのだが、よく考えれば普通のことだし社会も価値観がアップデートされおり、男だろうが女だろうが家事をやるのは各家庭それぞれ独自のルールがあるものとなっている。あの頃は確かに「主夫」を見るのって新鮮だったが20年近くたった今ではふつうのコトだ。こうやって社会の価値観のアップデートにもれずに自分の価値観もアップデートされるんだなと一つ学べる事象だ。それでも川島なお美の役は子供から見てもこわかった。

話を戻すと子供時代、親に連れられて(というより、自分が半ば強引に行きたがってた)よく行っていたハイカラなお店だった。なんといっても見たことないお惣菜や聞いたこともない輸入食材の宝庫だったのだ。自分には相当テンションのアガるスポットであったことは言うまでもない。

今でも覚えているのが、「うさぎのテリーヌ」だ。

「う・・・うさぎって食べるの・・・?」

なんてかなり衝撃を覚えたが、困惑してる息子に母親は「わ〜懐かしい〜小さい頃ひいおばあさんがお鍋に出してたわ〜」とか言い始める。

母よ、それとこれは若干違うと思うぞ...?と子供心におもったのは今でもよく覚えている。(補足だが母とはかなり歳が離れており、その母が幼い頃に帰省し山奥で生活したときの話である)

巨大なオーブンにぐるぐる周る鶏肉(ロティサリーチキン)は初めて見たし、とにかく目新しいしおしゃれなものがそこら変に転がっていた。

自炊するようになったから気がついたけど、異国のものが多すぎておそらく母親は買い物しにくかったに違いない...(といってもだいぶ日本っぽいものはあった気がするが)

なんと言っても店員さん、全員ローラースケート履いて店内を回ってた。なんだここ、全員光GENJI出身者か?ってぐらいぐるぐる回ってた。

特にカルフールが楽しかった点は、今ではIKEAやコストコなどテレビを通してよく見る光景になったが、とにかく店中の商品を一つのカートにどんどん突っ込んで買い物するスタイルだ。

魚だろうが、下着だろうが、キャベツだろうが、学習ノートだろうが、ボンボンカゴに突っ込んでいった。ザ・昭和な父親が靴を買ったときはだいぶ遠慮して、「肉が上か?靴が上か?」と悩んでいたのを覚えてる。たぶん、重ねないのが正解だよ。お父さん。

しかしこのスタイル、さらに思い返すとダイエーがかつてやっていた「ハイパーマート」というお店でも同様のスタイルであった。

このダイエーの「ハイパーマート」も、店中の商品は一つのレジにボンボン突っ込め、レジはベルトコンベアで、カートでエスカレーターに乗れ、ドムドムハンバーガーも謎の番号で呼ばれるハイテク(レトロ)なしくみだった。

これも子供の自分にはテンションのアガるスポットで、ハイパーマートが閉店するまで毎週のようにせがんでいたのを覚えている。

ちなみにおとなになって気がついたんだが、実はこのよく行っていたハイパーマートは家から車で片道40分もかかる場所だったらしい。父よ、ごめんね。

ちなみにこのダイエーは(たしか)この頃ららぽーと船橋に不思議な会員スーパーを作ってて(名前が覚えてないけど、黄色いお店)、同様のスタイルで一つのカートでポンポン商品を突っ込んで、ベルトコンベアのレジで会計をするスタイルだった。唯一ハイパーマートと違うのは謎の「会員価格」と「一般価格」という値段が2つある値札と、日配品が全部ダンボール積みになって陳列している点だ。

最近になって気がついたのだが、これはコストコを意識してたのでは...

ちなみに入ってすぐに今では当たり前になった「人工光による野菜プラント」が設置されており、そこでトマトを作ってたのを覚えてる。

当然ながらここもテンションが上ったのは言うまでもない。

子供のくせにどんだけスーパー好きなんだよ...

つまり自分のショッピングモール大好き歴史は、「ハイパーマート」->「ダイエーの謎の会員ストア」-> 「カルフール」へとつながっていくのだった。

そんなカルフールの跡地にイオンが入り(正確にはカルフールの日本法人をイオンが買収)、またもやフランス資本のデカトロンが入ることになるとは、どんだけフランスの商人に気に入られているんだろう。あの建物。

デカトロンはとにかくスポート用品からアウトドアまで揃っていて楽しい場所だった。

店内のカゴがハイテクで、手でも持てるし、ローラーついててカートにもなる。それを知らずにずーっと両手で持ってた。


そんなデカトロンで幕張に思いを馳せながら購入したのは、これ。

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よく考えれば、自分はスポーツしなかったよね... 


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