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同じマンション内で引っ越しした話。

2021年もう忘年会してもいいんじゃないかってぐらい世の中色々ありますが、いかがお過ごしでしょうか。

いきなりではありますがコロナ禍で家にいる時間がものすごくなったので、引っ越しをしました。
(元々予定無し男だったのが更に加速しただけで、「あーコロナめ!予定がなにもないじゃないか」って自分を納得させるために利用している言い訳の可能性。)

2020年4月部屋の狭さを悟る。

弊社では緊急事態宣言が発令される数週間前3月中旬ぐらいから、リモートワークが推奨されるようになり、今まで以上に家ですごく時間が長くなりました。
5年間住んでいて今まで気がつなかったあることに気がついたんです。

「部屋が狭い。」(東京都在住31歳男性・独身)

6.9畳1K トイレお風呂別 ※ただし床からぶっとい梁がありえない方向に生えていたため使える空間はほぼ6畳

リモートワークを初めて数週間、自分の足の甲を見てみると何故か傷らだけ。
思い返すと室内置きしてる自転車ペダルが刺さってみたり、テレビ台に小指ぶつけてみたり。

部屋を見渡すと、クローゼットがパンパンで部屋にあふれかえる荷物が人には見せられないほどの散らかりよう。

Zoomをすれば、部屋の端っこに映り込むティッシュ山盛りのゴミ箱。同僚に「ゴミ箱すごいね...」なんて言われる始末。
(ここで強く主張したいのは、私は鼻血がよく出るしありとあらゆる物をティッシュで拭いてしまう癖があるので浪費がすごいだけなんです。っていうこの文章も怪しいぞ。)
さらに背後には室内洗濯物干しスペースが。バーチャル背景を使っても頭が動くたびにチラチラ映り込む薄い布のなにか。映らないように首をじっとしてたら首凝りになりました。

つまり、Zoomのバーチャル背景機能がなければ、社会人自体を廃業せざるを得ない状況だったわけです。

挙句の果てにはステイホームの運動不足を解消しようとリングフィットアドベンチャーを始めれば、天井ど真ん中にこれまだぶっとい巨大な梁が邪魔してバンザイプッシュした瞬間リングコンがガツンと強固なコンクリートに激突。
「くそおおお!この梁がなければリングフィット続いたのに!健康が!!」と3日程度で挫折したり。(言い訳)

限界でした。

2020年6月部屋を探す。

収納もやばいし、足の甲が毎日怪我しててかわいそう(他人事)なので、緊急事態宣言が終わった6月ごろに引っ越しを決意しました。

まずは街選びから。

会社に出社する回数も大幅に減ったので広さをもとめ江戸川区千葉県方面を探してみたり、中央線沿線や東急田園都市線などの城西エリアを探してみたりしました。

特に思い出深かったのは中央線沿線中野駅〜荻窪駅間。まず阿佐ヶ谷商店街をパット見たとき「新小岩っぽい」という雑な感想からはじまる。

さらに高円寺駅方面に歩いていると目の前をピンク・フロイド来日Tシャツを着た高齢のおじいちゃんが横切り

「あ、この街は僕には早すぎる...」

・・・

今の世の中物理的に出社することも減ったので23区を抜ける事も考えたのですが、一人ぐらい家にこもるとなると逆に駅前充実した街がいい。

と、グダグダと街探し、物件探しをしていると気がつくと11月。

もう流石に住むべき家がないのかと絶望しながら、もはや日課となったsuumoで物件検索をすると見覚えのある外観のマンション。今住んでるマンションが出てきた。しかも2倍も広い間取りで。

実は今住んでるマンションは、拗らせすぎた北側斜線制限デザイナーズマンションのためとにかく間取りがすごく、20部屋近くあるのにどれ一つとして同じ間取りがないらしい。(管理会社の人も20パターン近く存在するから、どれがどれだかわからない...と嘆いていたほど)

話を聞くと、このマンションに今の部屋の2倍もある間取りはこの部屋しかないらしい。

(もう、これでいいじゃん...)

ということで、同じマンション内で引っ越しました。

どういう仕組みなのかわからないですが、部屋が2倍になったんですが家賃もそこまで上がらなかったです。

広くなったけど、思わぬ誤算も。

同僚、引越し業者、退去立会い業者すべての人に「え?同じマンション?なにか違うんですか?」と聞かれる現象が発生しているのですが、実家の両親に電話で伝えたところ「じゃあ次の部屋番号おしえて。」と異様なほど早く状況を飲み込んでました。奇行に驚きのあまり何も言えなかったのか... (元々引っ越し魔だったのも影響してそう)

部屋が広くなったのはとても嬉しいのですが、元々部屋にあった家具家電はすべて6畳の物ばかり。

まずは加湿器がフルパワー運転から一切収まらない。一生加湿し続ける気なのかってぐらい運転しまくってます。

さらにいきなり広くなったので、謎の空き地が点々と存在しています。このようななにか置きたいけど現状家具が何も置けてない場所を「幕張新都心」と呼んで過ごしてます。加湿器とサーキュレーターがぽつんと設置されてるあたりが海浜幕張から習志野方面の空き地を思わせます。

「幕張新都心」には憧れの観葉植物的なものを起きたいのですが、手入れめんどくさいし買いに行くの大変なので現実は豆苗の栽培しかできてません。(しかも成長しない)

大変な世の中はまだまだ続きますが、家の中でじっとしながら世界平和のためなんだと自分に言い聞かせながら引き続きゴロゴロしてまいりたいと思います。

以上、幕張新都心より。

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